ブルージェイズが、オリオールズからFAとなっていたA・サンタンダー外野手(30)を獲得したと20日(日本時間21日)、複数の米メディアが伝えた。
米「USAトゥデー」の敏腕、B・ナイチンゲール記者によると、5年9250万ドル(約143億9000万円)、オプションを行使すると最大6年1億1000万ドル(約171億1000万円)になる大型契約だという。
昨季は155試合で打率2割3分5厘ながら、自己最多の44本塁打、102打点。両リーグのMVP、58本塁打のA・ジャッジ(ヤンキース)、54本塁打の大谷翔平(ドジャース)に次いでメジャー3位の本塁打数を記録した。17年にオ軍でメジャーデビューし、通算155本塁打のスイッチヒッターだ。
ブ軍は今オフ、ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した佐々木朗希の争奪戦に参戦。30球団の中でも屈指の資金力を誇り、最終候補の3球団に残ると、最後はドジャースとの一騎打ちとなったが、敗れていた。昨オフの大谷争奪戦に続く獲得目前の敗退となり、地元メディアからは「またも銀メダル。球団にとって憂慮すべき傾向だ」と報じられていたが、ようやく大型補強に成功した。