ドジャースは20日(日本時間21日)、ミゲル・ロハス内野手(35)が、背番号を「11」から「72」に変更したことを発表した。背番号「11」は、ロッテから加入する佐々木朗希投手(23)に譲ることが濃厚だ。
マーリンズ、ドジャースで通算1182試合に出場してきた内野のユーティリティープレーヤーのロハス。昨季は遊撃、二塁を中心に103試合に出場して打率2割8分3厘をマークした。グラウンド外でも頼れるベテランのチームリーダーとしてチームを引っ張り、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。ロハスが新たに着ける「72」は、ドジャースでメジャーデビューした14年に着けていた番号。左腕に「11」とタトゥーを彫るほど愛着を持っているが、20球団以上が参戦した争奪戦となった朗希に「11」を譲る形になった模様だ。
ロハスは20日までに自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、デビュー時の背番号「72」姿の写真に「原点回帰」などと文言を添え、背番号変更を示唆していた。米スポーツ専門メディア「ザ・ビッグリード」がロハスにメールで確認したところ「確かに佐々木のために背番号を譲り、2014年にドジャースの新人時代の72番に変更することを認めた」という。
朗希は、高校日本代表だった19年9月のU18ワールドカップで「11」を着用。プロ入り後の侍ジャパンでも、23年のWBCでは「14」だったが、前年11月の強化試合では「11」だった。ロッテでは「17」を着けているが、ドジャースでは大谷が昨季から着けている。