◆トレーニングマッチ 鹿島3―0金沢(21日・宮崎市)
鹿島は金沢とトレーニングマッチ(45分×2、30分×1)を行い、3―0で勝利した。Jクラブとの対外試合2戦目で、鬼木体制“初勝利”を飾った。
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1本目は0―0に終わり、内容も低調なものに終始した。先発した田川亨介とレオセアラがコンディションの問題から早々に途中交代となるアクシデントが発生。交代選手の準備ができるまでユース選手がピッチに立つ時間帯もあり、テストとしても消化不良の45分となった。1トップ鈴木優磨、トップ下船橋佑のコンビも不発に終わった。
しかし、2本目で修正できたことは大きい。立ち位置が整備され、選手の距離感が修正されると、開始1分で右サイドバック・安西幸輝の組み立てから中央を経て、最後は左MFの師岡柊生が右足で決めて先制。11分には徳田誉が相手の1秒に満たない“お見合い”の瞬間を見逃さず、ボールをかっさらって追加点。同25分には再び徳田が決め、1本目とは内容も結果も異なる3―0で終えた。
ユース選手が約半数出場した3本目は0―0で終えたが、編成の都合で3本目にも出場した荒木遼太郎、小池龍太らは存在感を発揮。“完成形”にはほど遠いものの、チームとして前進していることを印象づける120分となった。