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【ロッテ】田村龍弘、ドジャース入りの佐々木朗希が旧友・大谷と共闘に「翔平と由伸君とできるのは朗希にとってプラス」

スポーツ報知 2025年1月21日 16時17分

 ロッテの田村龍弘捕手が21日、昨年に引き続き、“弟分”の佐藤都志也捕手らと千葉・鴨川市内で自主トレを行った。17日(日本時間18日)には、ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指していた佐々木朗希投手が、ドジャース入りを発表。大きな決断をした後輩の挑戦に、田村は「すごい誇りに思いますし、何よりはやっぱり頑張ってほしい。いろんな意見があると思いますけど、チームメートですし、仲間だったので、応援するしかないし、頑張って欲しい」とエールを送った。

 自身の旧友と後輩が共闘する。花巻東高OBの大谷翔平投手とは同い年で、青森・光星学院高時代に練習試合や合宿などで交流し、親交がある。「(大谷とは)試合もしてましたし、僕らの高校の寮に泊まりに来たこともあった。ジャパンも一緒でしたし。色々、あの時はね、仲良かったですよ(笑)今はもうそんなね、仲いいですとか言える立場じゃないので、言うのは控えてますけど」と偉大な旧友をリスペクト。「(大谷は)なんかすごい真面目で、野球に対してはすごい。けど、ああ見えて結構、冗談も全然通じるので、(朗希は)大丈夫だと思います。翔平と由伸君とできるのは朗希にとってプラスだと思う。いろんなことを教わって、まだ若いので朗希も。もっと成長すると思うし、頑張ってほしいなと思います」と、うなずいた。

 鴨川での自主トレは2年目を迎えた。参加者は田村、佐藤、中村稔弥投手、西武・平沢大河内野手、楽天・水上桂捕手ら。コテージでの共同生活も送っているが、地元市民に支えられてるといい、「お米の差し入れだったりとか、野菜とか、魚も開いて焼くだけの状態で持ってきてくれる。サバとかアジとかいっぱい。すごい支援してもらって、本当に充実する自主トレができている」と感謝を込めた。

 “弟分”の佐藤都志也との自主トレは4回目となる。昨季は佐藤が大ブレイク。正捕手の座を争う“ライバルでもあるが、頼もしき兄貴分は、「都志也は、まあ可愛いんで~。色々聞いてくるし、教えれることがあれば、お互いに成長したい。都志也が成長することで、僕もやっぱり負けてられないと思う。ただちょっと不思議なところで、あいつが成長してるのが嬉しく思ってしまう。自分としてはどうなのかなと。うれしい気持ちもあるし、負けてられない気持ちももちろんある。複雑ですけど、でも僕もそれなりに今年は気合い入って、やってやろうと」と、静かに闘志を燃やした。

 12年目の昨季は51試合に出場。44試合でスタメンマスクをかぶり、打撃では140打数28安打、打率2割、14打点だった。通算12年で972試合出場。今季は通算1000試合出場の節目も近づくだけに、「怪我さえしなければ、体はすごい順調。油断だけはせずに、都志也を『ちょっとやばいな』と思わせないといけないと思う。(1000試合は)もっと早く、達成しないといけない数字だったけど、プロ野球でやれたという数字かなっていう風には思います」と、次なる目標を見据えた。

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