四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズは21日、上田誠球団代表兼ヘッドコーチ(67)が球団社長に就任することを発表した。
上田氏は神奈川・茅ケ崎市の出身。湘南高、慶大では投手、外野手で、桐蔭学園副部長、厚木東監督、慶応中等部野球部副部長を経て、1990年秋に慶応監督就任。恩師の前田祐吉元監督から授かった「エンジョイ・ベースボール」を旗印に改革に乗り出し、2005年には45年ぶりにセンバツ大会へ出場し、8強。2008年には春夏連続出場に導き、92年ぶりの「夏3勝」をマークした。
同年秋には明治神宮大会で初優勝。2015年夏限りで監督を勇退するまで、4度甲子園の土を踏んだ。退任後は慶大で5年間、コーチを務め、2023年11月には四国IL香川の球団代表兼ヘッドコーチに就任した。
上田球団社長は「このたび、ヘッドコーチの職を退き、球団社長として新たな役割を担うこととなりました。昨シーズンは厳しい結果となりましたが、これまでの経験を活かし、球団全体の強化と運営に努めてまいります。チームがさらなる飛躍を遂げるよう、選手・スタッフと一丸となって取り組んでまいりますので、引き続き皆さまのご支援とご声援をよろしくお願いいたします」とのコメントを発表した。