4月13日に開幕する2025大阪・関西万博(夢洲会場=10月13日まで)でのイベント「大阪ウィーク~春・夏・秋~」の概要発表会見が21日、大阪市内で開かれた。
大阪43市町村の魅力を世界に発信する約400のプログラムを用意し、テーマは「大阪の祭!」。「春の陣」(5月9、10日)、「真夏の陣」(7月26~29日)、「秋の陣」(9月4、5、7日)を、屋外会場のEXPOアリーナ「Matsuri」で実施する。吉村洋文大阪府知事らは「真夏の陣」の初日に、盆踊りの最多人数・最多国籍数のギネスブック記録に挑戦することを明かした。
ゲストに、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」の海外ロケで世界の様々なお祭りを知り尽くす“お祭り男”宮川大輔と、伝統河内音頭継承者で大の万博好きの河内家菊水丸が出演。コブクロ提供の公式テーマソング「この地球(ほし)の続きを」に合わせて、各国の参加者が踊りの輪を作る。
現在の世界記録は最多人数が2017年9月の「八尾河内音頭まつり」の2872人。国籍数は記録がないが、少なくとも50か国以上で記録達成になるという。吉村知事は目標数を「3000人以上」と、まずは記録更新を目指すが、MCを務めたお笑いコンビ「フットボールアワー」の後藤輝基は「この規模では見たことない!」。岩尾望は「ちょっと(目標に)足らなかったら大輔さんに呼び込みをしてもらいましょう」と興味津々だった。
会見終了後の囲み取材で吉村知事は、横山英幸大阪市長とともに盆踊りに参加する意向を示し、河内音頭は「僕はめちゃくちゃ上手です」と河内長野市出身らしくニヤリ。外国人の参加者に向けては「うまく踊る必要はなく、見よう見まねで大丈夫です。勝手に輪になっていた、というのを目指したい」と話していた。
なお、「春の陣」は、だんじり、やぐら、太鼓台など大阪各所の祭りの“顔”が集結。「秋の陣」はジャズなど音楽のステージが開かれる。