ダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」の八木勇征が21日、都内で主演映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」(2月21日公開、木村真人監督)の完成披露舞台あいさつを行った。共演の井上祐貴、櫻井海音、7人組「IMP.」の椿泰我も登壇した。
とある小さな村が舞台。「この村で生まれた男の子は、20歳になるまでの間、人生で一度だけ魔法を使うことができる」と伝えられた主人公の高校生・アキト(八木)たちが、何に魔法を使うか考え、悩みながら生きる姿を描く。アキトと共に苦悩する仲間を、井上、櫻井、椿が演じる。
2024年3月31日をもって放送作家業と脚本業から引退した鈴木おさむ氏の作品。2019年に朗読劇として上演されて以来、再演やキャストを変更して愛され続けたが、映像化されるのは初。引退1か月前に脚本を手がけた。
登壇した八木は「まっすぐな芯を持った役。そこがぶれたら、なよなよしてしまうと思った。ちゃんとしたクオリティーの作品にしたかったので、強い思いを持ちながら挑んだ。本読みの次点で本番を撮っていると思うくらいだった」と振り返った。
八木と共演の3人が同年代だったこともあり、現場は和気あいあいとしていたようで「見ていた番組、聞いていた曲が一緒で、盛り上がった。駄菓子とか懐かしいと言い合ったり。まさに高校生の日常会話だったかも」と明かした。
映画の内容になぞらえ、「1回だけ魔法が使えるなら?」の質問には「暇になると、指の関節を空き時間に鳴らしてしまう。でも、一度鳴らすと、一度時間を空けないといけない。なので、無限にポキポキ鳴らしたい」と明かした。