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【全日本卓球】平野美宇の妹・亜子がフルゲーム制し3回戦進出 パリ五輪で姉に学んだ「目標へ努力」…女子シングルス

スポーツ報知 2025年1月21日 20時27分

◆卓球◇全日本選手権 第1日(21日、東京体育館)

 開幕し、女子シングルスで五輪2大会銀メダルの平野美宇を姉に持つ亜子(都留文科大)が3回戦に進出した。初戦の2回戦で大崎陽歌里(島根・明誠高)にフルゲームで勝ちきった。「本当にうれしい。(最終ゲームは)先に10点を取られてちょっと焦りもあったけど、どうしても勝ちたかった。諦めないで1本1本を大事にしようと思っていた」と充実の表情を見せた。

 尊敬する4歳上の姉・美宇からは「頑張れ!」と背中を押された。2―2の最終ゲームは先にマッチポイントを握られたが、タイムアウトでベンチの母・真理子さんの「今までやってきたことの発表会。楽しんできて」との声かけにうなずく。土壇場で追いつくと、10―11から緩急をつけたバックハンドでコースも厳しく攻めて得点。最後はバックのレシーブを押し込み、歓喜に浸った。

 昨夏には美宇の応援でパリ五輪を観戦。念願のシングルス戦に出場し、団体では2大会連続の銀メダルを獲得した姉の姿には「姉は五輪でメダルを取るという目標を持って五輪まで努力していたので、私も目標を持って一生懸命頑張ろうと思いました」とたくさんの学びと刺激を受け取った。

 一般に初出場した前回は3回戦敗退。22日の3回戦は、今大会の目標に掲げる「自分超え」に挑む。

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