全日本プロレスの三冠ヘビー級王者・斉藤ジュンが20日、東京・湯島の全日本プロレス事務所で26日の幕張メッセ大会で挑戦する安齊勇馬と記者会見を行った。
昨年、12月31日の代々木第二体育館大会でデイビーボーイ・スミスJr.を破り三冠王座を初奪取したジュン。世界タッグとあわせ五冠王は「必ず防衛して3冠チャンピオンとして防衛ロードを歩んでやる」と決意表明した。
そして会見では、恒例となる「おやつタイム」へ移行し大福をぱくついたと断言。そして「じゃあ、おやつタイムさせてもらうぜ」と好物の大福をパクリとほおばった。この行動に安齊は「前から思っていたんだけど意気込み言い終わっておやつタイムじゃないですからね」とクレームを入れた。
さらに、現在、ファンの間ですっかり認知されているジュンの「甘い物好き」について自らが先に「甘い物好き」を公言していたことを主張し、テーブルの下からシュークリームを取り出し「僕も甘い物持ってきたんで、あなたが食うんだったから俺も食って平気ですよね」と一気にたいらげた。
さらに安齊は幕張で「勝って俺の方が先に言っていたぞっていいながらリング上で大福食べたいですね」と掲げた。この発言に王者は「俺の方が最初だって安齊は言ってたけどそうだっけな?…たぶん違うと思うな」と否定し「何にせよ、俺には勝てないからどっちみちそれはやってこない。かわいそうに」と切り捨てたが、挑戦者は「幕張で勝ってあなたを見下ろしながら大福を食べます」と食い下がった。
安齊の抵抗に「それは絶対に起きない。俺がお前を見下ろして大福を…大福以外かもしれないけど、ゆっくり食べてやるそれをよく見ておけ」と宣言。幕張の三冠戦はスイーツ対決の様相を呈した。