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イチロー氏、米野球殿堂に選出…史上2人目満票ならずもメジャートップ100にランクインしている5つの項目は

スポーツ報知 2025年1月22日 8時40分

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター・イチロー氏(51)が21日(日本時間22日)、MLBネットワークの番組内で米野球殿堂に選出されたと発表された。ヤンキース一筋でメジャー史上最多652セーブを挙げたM・リベラ氏以来、6年ぶり史上2人目の満票選手が期待されたが、1票足りなかった。日本人初の選出で、日米両方の殿堂に選ばれることもまた史上初の快挙となる。殿堂入りの式典は7月27日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる。

 殿堂投票の公開された投票結果を随時まとめて掲載していた米サイトでは、前日まで全体の54・3%、213票の結果を公開し、唯一の満票をキープしていた。

 16日には日本の野球殿堂博物館が25年野球殿堂入りを発表し、選出された。資格1年目での殿堂入りはスタルヒン(60年)、王貞治(90年)、野茂英雄(14年)、工藤公康(16年)、松井秀喜(18年)、金本知憲(同)に次ぎ、7人目の快挙だったが、全349票中、史上初となる満票には26票も足りなかった。

 日本での体感以上に、米国での評価は高い。数字でみれば安打数24位(3089)、打席数48位(1万734)、盗塁数35位(509)、得点90位(1420)、塁打数93位(3994)。以上5項目でメジャーの歴代トップ100にランクインしている。守備の名手であったことは言うに及ばず。ゴールドグラブ賞を10度受賞している。

 MLB公式サイトは、イチロー氏がメジャーで果たした意義について、以下のようにつづっている。「これらの統計にはイチローの計り知れない文化的影響は含まれていない。01年の歴史的なア・リーグ新人王とア・リーグMVP受賞シーズンから始まり、19年春の東京での感動的な引退まで、イチローは日本の野球が米国の地で成功できることを証明した。NPBでのスタッツがカウントされるべきかはともかく、全投票が投じられることに反対する論理的な議論はまったくない」と掲載していた。

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