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30才を迎えた南野拓実 先輩・柿谷の引退に「時間がたつのは早い」CLでアストンビラに勝利しプレーオフをほぼ手中に「モナコとしてはめちゃめちゃ大健闘」

スポーツ報知 2025年1月22日 13時41分

 【モナコ(21日)=豊福晋】欧州チャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第7節で日本代表FW南野拓実が所属するモナコはホームでアストンビラと対戦し、1-0で勝利した。先発出場の南野は後半33分までプレーした。

 勝ち点1を取ればプレーオフに進めるはずー。南野はCLアストンビラ戦前にモナコのチームメイトとそう話していたという。1-0で勝利したモナコはCL次ラウンドへの切符をかけたプレーオフ進出をほぼ確実とした。

 「この勝ち点3はすごく大きい。なんとか勝ったことで次のプレーオフにほぼ確実に進める。モナコとしてはめちゃくちゃ大健闘。僕個人的にもチームとしても本当にうまくいっていると言っていい。こういう強い相手に対しても勝つ力はあるチームだと思う」

 トップ下に入った南野は後方からボールを受けては前線で好機を演出した。前半39分にはエリア内でFWエンボロとのワンツーで相手を崩し、巧みなボールの引き出しをみせては最終ラインの裏をついた。前半終了間際にはエリア手前で浮いたボールをうまく処理し、走り込むFWアクルーシュの絶好機をお膳立て。悔やまれるのは「なんとか仕とめたかった」と振り返る後半19分の決定機だ。裏に抜けた南野はエリア内でシュートも打てた場面で切り返しを選択。戻るDFに引っかかり、得点機を逃した。

 「シュートにいってやり切るべきだった。考えすぎました。そういうところで攻撃の選手は評価されるので悔やまれるところですし、次につなげていきたい」

  前週には30才の誕生日を迎えた。アストンビラ戦で隣に並んだのは19才と22才の若手たち。南野はチーム最年長のベテランだ。30代を迎えた心境を問われると「特にない」と笑うが、ピッチでは積極的に味方に指示する姿も目立つ。

 「時間がたつのは早いなって。自分が30才になったことより、(柿谷)曜一朗君らセレッソの先輩たちが引退し始めて、サッカー界の流れの速さを感じた。自分もどうかな、と。なるべく長くトップリーグでやりたい。CLというのは僕らの一番大きな目標だけど、リーグでトップ3でフィニッシュすることも大事。どれだけ継続的にCLに出られるか」

 リーグフェーズ最終節となる次戦の相手は、リバプール時代にも戦ったインテルだ。南野は「インテルはめっちゃいい。(インザーギ)監督のスタイルもすごく好きで、リバプールで対戦したときもいい相手だと思った。前線のクオリティが高くていいストライカーもいる。いい雰囲気でやれるのは素晴らしいし、モチベーションは上がります」と強豪との対戦を見据えた。

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