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【大学野球】工藤公康氏が監督会で特別講演 選手とのコミュニケーションの重要性を90分熱弁

スポーツ報知 2025年1月22日 16時43分

 全日本大学野球連盟の監督会は22日、横浜市内のホテルで第2日目を迎え、元ソフトバンク監督の工藤公康監督(61)が「未来を創る思考と行動~選手から学んだコミュニケーション~」をテーマに90分間、特別講演を行った。

 工藤氏は名古屋電気(現・愛工大名電)から西武に入団した際、当時の広岡達朗監督から「体で覚えるんだ」と指示され、一塁のベースカバーを何度も反復練習した結果、「ファーストベースを見なくても、自然と踏めるようになった」というエピソードを披露。「基本は今も昔も変わらない。私も監督をやっている7年間、練習は厳しかったです。なぜそこまで練習をするのか。選手の未来を創るためです」と語り、自身の経験談から選手とのコミュニケーションの重要性を訴えた。

 講演後の質疑応答では続々と手が挙がり、大学指導者たちの高い向上心がうかがえた。聴衆の中には、巨人時代に捕手として工藤氏と同時期にプレーした東北学院大・星孝典監督(42)の姿も。「工藤さんはどんな選手の要望にも応えられるぐらい、知識の量やスキルがすさまじい。今でもずっと勉強されている。自分ももっと勉強しなくてはと、よりいっそう思う機会になりました」と感銘を受けていた。(加藤 弘士)

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