ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が22日、大分・佐伯市内で自主トレを公開。けがと無縁の“イチローボディー”で23年以来自身3度目の全試合出場を果たすと誓った。うなり声を上げながらスイングすると、フリー打撃の打球がフェンスを越えていく。昨年5月に右太もも裏を肉離れして以降、トレーニングは、さらにハードに実践中。「かっこよくて、動ける体というのが一番です」と厚さを増した胸を張った。
日米で殿堂入りを果たしたスターに憧れた。野球を始めたきっかけは、1995年の日本シリーズで躍動する振り子打法を見たことだ。「雲の上の存在です」。メジャー時代に一度も大きなけがに見舞われなかった強い体が手本になる。今季目標は「試合に出続けること」。7年契約6年目の今季、和田毅氏の引退でチーム最年長選手になったギータ。ツヨかっこいいボディーで「あと少しの野球人生」を楽しむ。(田中 昌宏)
〇…又吉が「駄目なら引退」の覚悟で4年契約最終年に臨む。大分・佐伯市内で自主トレを公開。昨季は移籍後最多の40試合に登板したが、ポストシーズンは出場なし。「原点回帰」として中日時代に実践していた打撃練習も取り入れた。プロ入り後初めて、単独ではなく柳田らと合同で練習。「自分にない刺激を求めて。本当に来て良かった」。東浜と同じチーム最年長投手となった34歳がもうひと花咲かせてみせる。