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【巨人】育成再契約の24歳「『負けたことがある』というのがいつか…」スラムダンク魂ではい上がる

スポーツ報知 2025年1月23日 5時25分

 巨人の松井颯投手(24)が22日、“スラダン魂”で育成再契約からはい上がる覚悟を示した。昨季は開幕1軍入りも2登板で防御率13・50。今季は球団の選手名鑑で「『負けたことがある』というのがいつか大きな財産になる」を好きな言葉に選んだ。漫画「スラムダンク」に登場する名言で、「(去年)苦しかった時に見て心に刺さった。こんなところで終わるような自分じゃない。まだまだこれから」と力を込めた。

 明るい材料はそろっている。昨年の台湾でのウィンターリーグでは、先発で4試合に登板して全体トップの防御率0・79。宝刀・シンカーに次ぐ武器としてフォークを磨き「信頼度、完成度が上がった」と自信を深めた。この日は横浜市内で自主トレし、制球の安定性を高めるために体幹と脱力を意識したフォームで、非公式ながら150キロをマーク。「いい感じに形になってきた」とうなずいた。

 春季キャンプは2軍スタート。「3年目で結果が求められる。厳しい世界なので、今年はなんとしても結果を残せるように。もっと高みを目指して頑張りたい」。漫画内では「負けたことが―」の前にこのフレーズが入る。「はいあがろう」。松井の思いも同じだ。(小島 和之)

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