◆卓球◇全日本選手権 第2日(22日、東京体育館)
シングルス3回戦とジュニア1~2回戦が行われた。男子シングルスで23日の4回戦から登場する張本智和(21)=智和企画=が、記者会見し自身初の2連覇へ意気込んだ。女子シングルスで、最年少11歳7か月で出場の松島美空(京都カグヤライズ)は、牧野美玲(15)=神奈川・星槎高横浜=に1―3で敗れた。ジュニア女子では3回戦に進出した。
張本智が2年連続3度目の日本一に集中した。前回決勝でパリ五輪代表チームメートの戸上隼輔(23)=井村屋グループ=に4―3で競り勝って、14歳で初制覇した18年以来、6年ぶりの頂点返り咲き。今大会もV候補大本命の21歳は「連覇もかかる。初戦から完璧な入りをして圧倒したい。去年よりいい形で(頂を)取りたい」とパーフェクトVを目標に掲げた。
年明けからWTT2大会で決勝に進み、スターコンテンダー・ドーハで優勝。「心技体をそろえれば結果を出せる」と好調だ。28年ロサンゼルス五輪へ踏み出す大会で「ロスにつなげられる勝ち方をしたい」。女子シングルスで前回2位の妹・美和(16)もV候補の一角。史上初の“きょうだい同時V”で好発進を切る。(宮下 京香)