ロッテからポスティングシステムを行使して、ドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間24日)、ドジャースタジアムで入団会見を行い、背番号「11」のユニホームにも袖を通した。
フリードマン編成本部長、ロバーツ監督らが同席した会見で朗希は用意した紙を見ながら「ロサンゼルスの街が大変なときに皆さんお集まり頂きありがとうございます。会見を開いて頂いたドジャースの皆様に感謝申し上げます。今日こうしてドジャースのユニホームに袖を通して、改めて0からのスタートだと身が引き締まる思いです」とスピーチした。
かねてメジャーへのあこがれを口にしていた朗希。「25歳ルール」で大型契約が結べずにマイナー契約しか結べない(メジャー出場は可能)ことから、20球団以上が獲得に興味を示し、20球団が獲得の意思を示す人気ぶりを見せた。昨年12月中にはヤンキース、カブスなど8球団ほど度面談を行い、今年1月に入ってからはドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団に絞って、最終面談。熟考の末に、17日(同18日)には自身のインスタグラムでドジャースと契約合意したことを発表した。
インスタグラムでは「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるように頑張ります」と決意表明。昨季のワールドシリーズを制した王者に加わり、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)と共闘することになった。米報道によると契約金は650万(約10億円)。ロッテへの譲渡金は2億5000万円とみられている。
21日(同22日)には同じロサンゼルスに本拠地を置いて八村塁も所属しているNBAのレイカーズの試合を観戦していた。