◆新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」(22日、後楽園ホール)観衆1019
新日本プロレスは22日、後楽園ホールで「Road to THE NEW BEGINNING」を開催した。
来年1・4東京ドームで引退する棚橋弘至。ファイナルロードは、これまでの戦いを通じて互いに想いを持つ選手との対戦を「棚橋弘至ファイナルロード~縁(えにし)」。棚橋が想いを伝えたい選手との対戦は「棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)』のタイトルで行なわれることになった。「継」の第一弾でヤンググライオンの嘉藤匠馬と対戦した。
嘉藤はエルボー、ドロップキックなどで食らいついたが、棚橋はドラゴンスクリューからテキサスクローバーでギブアップを奪った。試合後、嘉藤へ言葉をかけた棚橋はバックステージで嘉藤へ「やっぱりしっかりスタミナがあるね。そして、根性もあるよ」と評価した。
リング上でかけた言葉を「新日本プロレス、盛り上げていこうぜ」だったことを明かすと「何て言ったと思う?『言われなくてもやってやるよ!』って。楽しいな!」と笑顔を浮かべ「それでこそ、新日本のヤングライオン。それでこそ、俺が所属選手と戦う意味があるってことだよ。よし、カウントダウン、やっていきましょうか!」とファイナルロードを見据えた。
敗れた嘉藤は「試合を組んでもらって思い出作り、そんなんじゃねぇんだよ。俺は勝ちたかったんだよ。棚橋、テメーがあと1年で引退して、『さぁ次、新日本プロレス、俺いなくて大丈夫かな?』とか思ってるかもしんねぇけどよ、そんなの心配すんな。俺が必ずトップに立って、新日本をもっと上に必ず導いてやる」と誓った。
棚橋は、「継」の第二弾として23日の後楽園で村島克哉と対戦。さらに2・3後楽園で永井大貴と「第三弾」を行う。さらに、「縁」の第1弾は、2月11日大阪府立体育会館で真壁刀義と対戦する。真壁は1999年10月10日の後楽園ホールでのデビュー戦での対戦相手で今回のシングルマッチが最後になる可能性がある。
◆1・22後楽園ホール全成績
▼第1試合 棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)20分1本勝負
○棚橋弘至(8分31秒、テキサスクローバーホールド)嘉藤匠馬●
▼第2試合 20分1本勝負
○金丸義信、SHO、高橋裕二郎、成田蓮(9分01秒、逆エビ固め)永井大貴●、村島克哉、ボルチン・オレッグ、矢野通
▼第3試合 20分1本勝負
○クラーク・コナーズ、SANADA(9分50秒、No Chaser→片エビ固め)TAKAみちのく●、タイチ
▼第4試合 30分1本勝負
○マスター・ワト、石井智宏、海野翔太(11分29秒、通天閣ジャーマンスープレックスホールド)ジェイコブ・オースティン・ヤング●、フランシスコ・アキラ、グレート―O―カーン
▼第5試合 30分1本勝負
ハートリー・ジャクソン、ロビー・イーグルス、○大岩陵平(10分19秒、THE GRIP→片エビ固め)本間朋晃●、YOH、YOSHI―HASHI
▼第6試合 30分1本勝負
○高橋ヒロム、内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太(10分51秒、マキシマム ザ ホールディング 第三形態(ダイスケはん命名))外道●、石森太二、ドリラ・モロニー、ゲイブ・キッド
▼第7試合 スペシャルタッグマッチ30分1本勝負
エル・デスペラード、○後藤洋央紀(17分51秒、後藤弐式)藤田晃生、ザック・セイバーJr.●