ロッテからポスティングシステムを行使してドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希投手(23)は22日(日本時間23日)、ドジャースタジアム内で会見を行った。
鮮やかな水色のネクタイを締めたスーツ姿で登壇した朗希。会見が始まると、背番号「11」のユニホームに袖を通した。「11」はベテラン内野手のロハスが昨季まで着用したが「まずは11番については学生時代に何度か着けて、僕の中でも思い入れのある番号だった」と説明。「実績のあるロハス選手に番号を譲っていただいて、本当に感謝しています。何をあげるかは僕の中では決め切れていない。チームに入ってからいろいろ相談して決めたいと思っています」と、大谷が昨オフ「17」を譲ってもらったケリーにポルシェを贈ったようなプレゼント構想まで明かした。
さらにユニホームに表記された表記は「R・SASAKI」。通常は「OHTANI」(大谷)や「YAMAMOTO」(山本)のように名字だけを記すことが多いが、「ROKI」の頭文字でもある「R」もつけられた。朗希は入団した20年に佐々木千隼が所属していたためにロッテ時代も「R・SASAKI」でデビューし、佐々木千の移籍後も「R・SASAKI」のままだった。
NPBでも、同性選手がいない場合は名字のみがほとんどだが、名前のイニシャルをこだわって入れ続けるのはDeNAの三浦大輔監督。現役時代から「D・MIURA」だった。これは大ファンの矢沢永吉の「E・YAZAWA」にちなむものとされている。朗希は矢沢流(?)とも言えるロッテ時代と同じ表記で、ドジャースのユニホームを着用するようだ。