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横浜FM、「ホーランド流フットボール」浸透へ着々 新指揮官「慌てることはない」

スポーツ報知 2025年1月23日 11時0分

 ◆トレーニングマッチ 横浜FM0―1大分(22日・宮崎市内)

 横浜FMは22日、大分とトレーニングマッチ(30分×3)を行い、0―1で敗れた。Jクラブとの対外試合初戦で新布陣3―4―3がお披露目となったが、ネットを揺らすことはできなかった。

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 “ホーランド流フットボール”は、まだまだ発展途上といったところか。元イングランド代表コーチの経歴を持つホーランド新監督が送り出した選手たちのプレーからは、迷いが多く見られた。苦戦というよりも、手探りという表現の方がピッタリだったかもしれない。ホーランド監督は「いい勉強になった」と振り返った。

 指揮官からは「(ボックス内に)入っていけ!」という指示が盛んに飛んでいた。3本目にサイド攻撃を起点に、ボックス内に侵入したボランチの喜田拓也が相手に倒されてPKを獲得した。このように攻撃時に人数をかけて「入っていく」ことが求められている。そしてそのためには、整備しなければならない課題が山積みだ。今はまだ、GKやDFラインからセンターFWまでボールを届ける状況に至っていない。

 もっとも、対外試合初戦で完璧に新監督のサッカーを表現できたところで、それは相手にとって対策がたやすい、薄っぺらなサッカーでしかない。手探り上等、探ってナンボである。「まだまだ慌てることはない」と語る新監督の表情にも余裕があった。

 宮崎では残り2試合(26日熊本戦、30日甲府戦)が予定されている。「手探り」を重ねることで“ホランド流”は浸透していく。

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