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小田凱人 全豪2連覇に王手「今の調子なら行ける」…決勝は過去10勝8敗のヒューエット 昨年大会&パラ決勝の再現

スポーツ報知 2025年1月23日 11時40分

◆テニス ▽全豪オープン 第12日(23日、オーストラリア・メルボルン)

 【メルボルン23日=吉松忠弘】車いすテニスでパリ・パラリンピック男子シングルス最年少金メダルの小田凱人(東海理化)が、全豪2連覇に王手をかけた。昨年のウィンブルドン準決勝で敗れた世界3位のマルティン・デラプエンテ(スペイン)に6-1、6-1の66分で快勝。決勝は、昨年の大会やパリ・パラリンピック決勝の再現となる同2位のアルフィー・ヒューエット(オーストラリア)との対戦になった。対戦成績は小田の10勝8敗。

 コートも、会場で3番目の規模を誇るKIAアリーナで、相手も世界3位。申し分ない舞台で、「サーブもリターンもすごい調子よかった」と、小田が最高のプレーを披露した。特に、第1サーブに苦しむ相手に、リターンで12本の決定打をマーク。おもしろいように主導権を握った。

 コートの中に入り、相手の返球をライジングでとらえ、相手に守る時間を与えない。「それが自分のテニスというか、あれをやらなかったら何ともない選手」という小田の時間を奪うプレーの見本のようなテニスだった。

 この勝利で、昨年のパリ・パラから区切りの20連勝。決勝のヒューエットとは、過去18回対戦し、決勝での対戦が14回。完全なライバル関係で「めっちゃ楽しくプレーできている。今のこの調子なら、このまま行けるかな」。2連覇は当然の成り行きのようだ。

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