5月の「團菊祭」で歌舞伎の大名跡、8代目尾上菊五郎を襲名する尾上菊之助(47)と6代目菊之助を襲名する長男・尾上丑之助(11)が23日、都内で行われた「松竹創業130周年記念 2025―26年ラインナップ発表会」に登壇した。
東京では5月、6月と2か月間にわたって襲名披露興行を行う2人。菊之助は「今回、古典を継承し、発展させ、世界の皆様にお伝えしていくことを襲名のテーマにしたい」といい、「これはまさしく、松竹の経営理念である『日本文化の古典、伝統を継承、発展させ、世界の文化に貢献する』に一致しております。松竹は毎月のように歌舞伎を興行してくださり、守ってきてくださった。その松竹と歌舞伎役者が手を携え、よりお客様に楽しんでもらえる作品を」とあいさつ。
また丑之助と開幕までカウントダウンの「襲名カレンダー」をつくったことを明かし、「4月が終わるまで『あと何日』と親子で数えながら、1日1日稽古しつつ、懸命に過ごしているところです。ちょうど、100日を切ったところでございます。気を引き締め、手を取り合って稽古して参りたい」と改めて襲名への決意を語った。