ヤクルトの２年目左腕・石原勇輝投手が２３日、埼玉・戸田市のヤクルト戸田球場で自主トレを行った。
年始は先輩の田口、丸山翔とともにハワイでトレーニングを行い、２１日に帰国。この日が戸田で今年初めての練習となったが、ブルペンで約２０球を投げ込み「投げた感覚もよくてキャンプにスムーズに入れるかなと思います」と手応えを口にした。
楽天のドラフト１位・宗山は広陵―明大で１学年下の後輩。「練習もまじめにやっていて私生活もスキがなかったので、すごいお手本となる選手ですね」と尊敬の念を送りながらも「宗山に負けないように１軍の舞台で戦えたらいいなと思っています」とオープン戦、交流戦での対戦を熱望。先輩のプライドものぞかせた。
１年目の昨季、１軍登板はプロ初登板となった９月２２日のＤｅＮＡ戦（横浜）の１試合のみ。今季は初のキャンプ１軍スタートが決まり、中継ぎとして期待される。この日、視察した石井投手コーチは「左投手は何枚いてもいい。高いレベルで競争してくれればいい」と長谷川、新人の荘司らとの競争によるレベルアップを狙う。「任されたところでしっかり結果を出すだけです」と石原。飛躍の２年目。開幕１軍をつかんでみせる。