読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が東京・稲城市のよみうりランド遊園地隣接エリアで共同開発する東京ジャイアンツタウン内の水族館(27年中オープン予定)の施設計画が決まり、23日に建設予定地で起工式が行われた。3月1日に開業予定のファーム新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」の左翼後方に併設。球場と一体の水族館は国内初だ。
巨人の山口寿一オーナーは「大型水槽の中に水中回廊を通して頭の上から足元まで360度を見渡せる、まるで海の中を歩いているような、他に例のない水族館が実現します。年間百数十万人の動員を見込んでいます」などとあいさつした。稲城市の高橋市長、国松球団社長らも出席した。
水族館は地下1階、地上3階で本格的。球場の外野芝生席からコンコースを通って行き来できる。「アシカ・ペンギンエリア」内のアシカの楽園からは球場が見渡せる。「深海・太古エリア」ではシーラカンスの標本も展示される。
よみうりランドは1964年から2000年までの36年間、遊園地内で「マリンドーム海水水族館」を運営。ノウハウも活用して魅力ある観光スポットを目指す。