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宝塚歌劇宙組・泉堂成が待望の新人公演初センター 105期の新公主演&ヒロインは95期超えの計13人に

スポーツ報知 2025年1月23日 21時1分

 宝塚歌劇宙組「Razzle Dazzle(ラズル ダズル)」の新人公演が23日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。2019年入団の第105期生で、6年目の泉堂成(せんどう・なる)が待望の新人公演初主演を果たした。泉堂は23年の「PAGAD(パガド)」で初主演が予定されていたが、娘役死去の問題を受け上演中止になっており、宙組としての新人公演も久しぶりとなった。

 同作はトップスター・芹香斗亜(せりか・とあ)の退団作。1950年代の米ハリウッドを舞台に、裕福な孤児・レイモンドが財産を相続するため、映画女優志望の田舎娘・ドロシーをだしにして親友と賭けに興じるうちに本当の愛を知るコメディー。チャーミングさと世間知らずな坊ちゃんらしさでレイモンドを演じた泉堂はカーテンコールで「この日を迎えられましたこと、感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔であいさつ。限られた時間の中で、精いっぱい役と向かい合った稽古の日々を「壁にぶつかった時に、手をさしのべてくださる方がいました。たくさんの方に助けていただいた」と万感の思いで振り返った。

 105期の新人公演主演&ヒロイン経験者は、今回の泉堂の主演によって計13人(のべ15人)に。トップスター4人、トップ娘役3人を輩出し、宙組の次期トップスター・桜木みなともそこに加わって全5組制覇となる豊作世代・95期(2009年入団)の計12人(のべ28人)を越えた。

 ドロシー役は22年入団の第108期生・花恋(かれん)こまちが初ヒロインで初々しく務めた。東京宝塚劇場では3月27日に上演される。

 

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