NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜・後9時)が23日放送され、タレント・中居正広の芸能界引退や、日本民間放送連盟(民放連)会長でフジテレビ副会長の遠藤龍之介氏がこの日、都内で民放連の定例会見を行ったことを報じた。
日弁連の第三者委員会のガイドラインの策定に関わった、中央大学法科大学院の野村修也教授がVTRで出演。この日、日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドラインに準拠して設置することが決定し「会社の関係者が一人も入らないところがポイントなんですよね。ステージが大きく上がっていますので、第三者委員会を早急に作るということが必要な事案」と語った。
さらに「やはり、徹底的に調査してもらうという覚悟をしっかりと持って示す。そして、自分たちのどこに問題があってどこを改善すれば国民の信頼を得られるのかということを、徹底的に考える。そういう視点に立ってもらう事が大事」と指摘した。
野村教授は社員の関与や、問題が伝わった後や世間に伝わった後の会社の対応。タレントとの飲食の場に社員が参加していることが会社の文化として定着していたかの3点を調査ポイントに上げた。
それを踏まえて「(テレビ局は)すべての国民に向けて情報を発信しているという、ある意味では公の仕事をしているものなんですよね。今回の事案や、あるいはそれが発生してしまったフジテレビの体質。こういった問題についてしっかりと報告していくことが求められる」と訴えた。