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【高校野球】センバツ大阪勢98年ぶり不選出回避へ大院大高「絶対に選ばれるという気持ちで練習」

スポーツ報知 2025年1月24日 5時0分

 第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場32校を決める選考委員会は24日、大阪市内で開催される。一般選考では30校を選出。戦力以外の特色を加味する21世紀枠は、全国9地区の候補から2校を東西に関係なく選ぶ。午後3時30分から選出校が発表される予定。昨秋の近畿大会8強で当落線上の大院大高は23日、大阪・吹田市内で練習。大阪勢が1927年の第4回大会以来、98年ぶり2度目の不選出もある中で、同校29年ぶり2度目の聖地へ吉報を待つ。

 大院大高は、29年ぶりの甲子園に手が届くのか。攻守の柱・鶴丸巧磨内野手(1年)は「選ばれないと言っていたら、本当に選ばれない。絶対に選ばれるという気持ちで練習しています」と言い切った。

 昨秋は大阪大会3位で近畿大会に出場。1回戦で北稜(京都3位)に1―0で辛勝したが、準々決勝で東洋大姫路(兵庫1位)に0―4と力負けした。「圧倒的にパワー不足だった」と、辻盛英一監督(48)。昨年11月から毎日、ウェートトレーニングに2時間ほど費やし、ボールに触れる機会がほとんどないほど、体づくりに専念しているという。

 近畿大会では、履正社(大阪1位)と大阪桐蔭(同2位)がともに1回戦敗退で選出は厳しい。唯一8強入りした大院大高が不選出なら、98年ぶり2度目の大阪勢ゼロとなる可能性が高い。(瀬川 楓花)

 ◆近畿の出場校予想 近畿大会の準々決勝敗退校では、1回戦で大阪桐蔭を破った滋賀学園(滋賀1位)が最有力だ。滋賀短大付(滋賀2位)は、1回戦で履正社を撃破。春夏通じて初出場が懸かる。大院大高は、優勝した東洋大姫路に完敗したものの、大院大高と智弁和歌山は東洋大姫路戦でコールド負けを免れた。立命館宇治(京都1位)が市和歌山に0―10でコールド負けしたことから、最後の1枠は大院大高か滋賀短大付とみられる。

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