テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜・後9時54分)が23日に放送され、タレント・中居正広の芸能界引退や、日本民間放送連盟(民放連)会長でフジテレビ副会長の遠藤龍之介氏がこの日、都内で民放連の定例会見を行ったことを報じた。
番組中にはフジテレビ社員に向けた説明会が午後10時頃に終了し、約4時間半行われたと明かされた。さらに説明会に参加したフジテレビ社員を取材。説明会内では怒号が飛び交い、紛糾する場面もあったと報じた。
社員は「私たちは本当に悔しい思いをしています。会社があのようなお粗末な記者会見を行い、これまで政治家や企業の不正を追及してきた自分たちが今はとても同じようなことはできない。本当に胸を張って視聴者に番組が作れないのが悔しいです。今日、第三者委員会の設置が発表されたことはよかったと思います。時間はかかると思いますが、徹底的にうみを出して視聴者に納得してもらう。フジテレビは変わったと思ってもらえる日がくるまで踏ん張ります」と語ったと伝えた。
続けて「一方で、スポンサーの降板、取材者の拒否、事業からの企業の撤退など毎日拡大しています。一日、一分、一秒でもスピード感を持ってやれることを具体的に実行していかないと、フジテレビの再生はないと思います」と語ったと明かされた。
MCの大越健介アナウンサーは「経営陣は社の内外からの厳しい声から逃げずに、今日の第三者委員会の設置を手始めとして信頼回復の一歩を踏み出してほしいと、同じ放送人として切に願っています」と話した。