映像ジャーナリストの伊藤詩織氏による初監督映画「Black Box Diaries」が23日、第97回アカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされた。同部門でのノミネートは日本人初となった。
自身が被害にあった性的暴行への調査に乗り出していく姿を記録したドキュメンタリー映画。これまで50以上の映画祭で上映し、ドキュメンタリー部門のアカデミー賞ともいわれる「IDAドキュメンタリー賞」で新人監督賞など18の賞を受賞。既に世界30以上の国と地域での配給も決定している。日本での公開は、元代理人弁護士らが防犯カメラ映像の目的外使用などを問題視しているため決まっていない。
日本人の作品では「あめだま(MAGIC CANDIES)」(西尾大介監督)も短編アニメーション部門でノミネート入り。授賞式は3月2日(日本時間3日)に行われる。