第97回米アカデミー賞のノミネート発表が23日行われ「あめだま(英題Magic Candies)」(西尾大介監督)が短編アニメーション部門にノミネートされた。
韓国の絵本作家のペク・ヒナ氏の同名絵本が原作。公園の片隅で1人、ビー玉遊びをしているドンドン。新しいビー玉をめがけて文具屋に行くと、ビー玉の代わりに買った不思議なあめ玉を1袋買うことで、他人の心を理解し、自身の気持ちを伝えることができるようになる。
監督は人気アニメシリーズ「ふたりはプリキュア」を手がけた西尾氏。同作は昨年11月、日本で行われた第31回キネコ国際映画際で短編部門日本作品賞などを受賞してきた。
日本人の作品は全部で3作がノミネート。ドキュメンタリー部門で「Black Box Diaries」(伊藤詩織氏)、短編ドキュメンタリー部門で「小学校~それは小さな社会~」(山崎エマ監督)から生まれた短編作「Instruments of a Beating Heart」。授賞式は3月2日(日本時間3日)に米ハリウッド・ドルビーシアターで行われる。