第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会は24日に開かれる。昨秋東海大会で準優勝し、出場に“当確”ランプをともしている常葉大菊川が、2年ぶり6度目の春切符獲得の吉報を待つ。23日、同校野球部グラウンドで練習を行い、4番の児玉一琉外野手(2年)は「いよいよだなという気持ちと、ワクワクの気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。
年明けの6日からチームは始動し、2度の紅白戦を重ねた。秋は県予選から11試合で79得点と、圧倒的な攻撃力を発揮した。児玉は打率2割6分2厘と4番としては不完全燃焼に終わったため、足の上げ方やスイング軌道など打撃フォームを見直した。直近の練習試合では4打数2安打と、意識している打率アップに向けてステップを踏む。正月に地元の磐田市にある見付天神の初詣で、「センバツで活躍する」と宣言。聖地で奮闘するイメージを膨らませた。
(伊藤 明日香)