26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選(2月6~9日、苫小牧)に臨むアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」のメンバーが23日、同予選開幕のカウントダウンイルミネーション点灯式に出席した。主将を務めるDF小池詩織(31)は、3大会連続五輪出場中。日本、中国、フランス、ポーランドの4か国で1枚の切符を争うし烈な戦いを制し、日本女子アイスホッケー史上最多となる個人4度目の五輪出場を目指す。
予選会場となる苫小牧・nepiaアイスアリーナで行われた点灯式。この日から最終合宿もスタートし、小池は「いよいよ予選が始まるなっていう気持ちが高まっている。合宿でより細かいところに集中して、完成度を高めて予選に臨みたい」と気持ちを新たにした。
22年北京五輪後、大沢ちほ元主将ら主力選手が数多く現役を引退。小池も第一線から退くことを考えていた。しかし、「氷上のスナイパー」として長年に渡り日本代表をけん引してきた久保英恵から「残ってほしい」と思いを託され、現役続行。新主将に就任し、ベテランと若手が融合したチームをまとめてきた。
最終予選を戦った14年ソチ、18年平昌、そして世界ランキングで出場が決まった前回の北京五輪。守備の要として10年以上代表を支えてきたベテランは、「次の五輪が集大成という形で臨んでいる。今まで先輩方がつないできたものを、つないでいかないといけない。次の世代につなげるような大会にしたい」。難敵ぞろいの激戦を制し、4度目の大舞台への扉をこじ開ける。(島山 知房)