中日からポスティングシステムを行使してメジャー移籍を目指している小笠原慎之介投手(27)の交渉期限まで、24時間を切った。だが、いまだ契約合意の発表はない。
小笠原のポスティングの45日間の交渉期間は、昨年12月11日(同12日)にスタート。期限は米東部時間24日午後5時(日本時間25日午前7時)に設定されている。残された道は滑り込み契約か、契約合意に至らず中日残留を選ぶかの2つ。昨年12月26日に取材に応じた際には「(何球団か話は)来ているが、言えることはない」と話すにとどめていた。
阪神・青柳晃洋投手(31)は、交渉期限の米東部時間17日午後5時(日本時間18日午前7時)時点では合意発表はなかったが、その後フィリーズとマイナー契約を結んだことが明らかになった。発表は期限後になることもあるが、契約は期限内に締結する必要がある。青柳は期限の約1時間前に契約合意の連絡を受けたことを明かし、「本当に行けるのか、行くところがあるのか、不安はすごくあった」と胸の内を明かしていた。
今オフ日本人選手ではポスティングを行使したロッテ・佐々木朗希投手(23)がドジャース、阪神・青柳がフィリーズと、ともにマイナー契約。両者ともメジャーキャンプには参加予定となっている。海外FA権を行使した巨人・菅野智之投手(35)は、オリオールズと1年1300万ドル(約20億円=契約発表時のレート)の契約を結んだ。また、メッツ傘下マイナーから自由契約になった藤浪晋太郎投手(30)は、マリナーズとマイナー契約を結んだと報じられている。