元フジテレビで現在はフリーの笠井信輔アナウンサーが24日、自身のSNSを更新。古巣への「心配」をつづった。
23日に芸能界引退を発表した中居正広氏(52)の女性トラブルにフジテレビ社員の関与が報じられた問題で、同局の社員向け説明会が23日に開かれた。
これについて笠井アナはインスタグラムで「閉鎖的であると批判されているフジテレビが報道しないわけがないと思って今朝『めざまし8』を見たら、集会の映像はないけれど中身を詳しく放送していました」と報告。しかし「ところが、テレビ朝日の『モーニングショー』を見ると、普通に動画で社長と会長が動いて話しているのです!衝撃を受けました。それとともに、『やっぱりそうか』でした」と感想を記した。
映像は説明会に出席した社員が提供したものであると推測した上で「それを『内通者』として、責めることは絶対にできません!」「私たちは取材において、何とか出席者に録音の提供、可能ならば動画の提供をお願いします。そして、『出席者提供』ということで、放送をするのです」と説明した。
さらに「フジテレビ関係者に話を聞くと『社員集会にカメラを入れさせて欲しい、まずは記録だけでもいいから収録させて欲しい』と要望したそうですが、その要望も上層部は却下したようです」と内情を明かし、「この後に及んでも、まだフジテレビは閉鎖的なのか、と言う印象が拡大してしまいます」と懸念した。
そして「記録しているのは人事でしょうか?総務でしょうか?それとも報道局は記録しているでしょうか?現場判断で放送に踏み切った方が良いのではないでしょうか?」と記し、「本当に心配しています」と案じていた。
笠井アナは1987年にフジテレビ入社。「とくダネ!」など情報番組を担当してきたが、2019年に退社してフリーに転身した。