第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に出場する32校の選考委員会が24日、大阪市内で行われ、昨年の覇者・健大高崎(群馬)の3年連続8度目の出場が決まった。
健大高崎は、昨秋の群馬大会を制し、関東大会は準優勝。昨春の甲子園Vに貢献した右腕エース・石垣元気(2年)が、準々決勝の佐野日大(栃木)戦で2年生では史上最速となる158キロをたたき出し話題を呼んだ。
昨夏の群馬大会まで「背番号1」をつけていた左腕・佐藤龍月(2年)は、肘の故障のため戦列を離れたが、同じサウスポーの下重賢慎(2年)が台頭。青柳博文監督(52)は、投手力に絶対の自信を持つ。
打撃は昨年より小粒だが、関東大会の1回戦、準々決勝をコールドで突破するなど、打線がつながり得点力は高い。充実の投打で、第一神港商(1929、30年)、PL学園(1981、82年)、大阪桐蔭(2017、18年)に続く史上4校目のセンバツ連覇を狙う。