第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場校が24日に発表され、沖縄のエナジックスポーツが創部4年目で春夏通じて初の甲子園出場を決めた。昨秋の沖縄県大会で準優勝。九州大会では、神村学園(鹿児島)、壱岐(長崎)、柳ケ浦(大分)を破り決勝進出。決勝は、同県のライバル沖縄尚学に2ー6で敗戦したが、九州大会準Vの成績が評価されセンバツ切符を手にした。
野球専攻、ゴルフ専攻のみに特化した全寮制の学校。率いるのは08年夏に浦添商を4強に導いた名将、神谷嘉宗監督(69)。昨夏の夏の沖縄大会では、「ノーサイン野球」で勝ち上がり準優勝を収めた。昨年のドラフトでは、龍山暖(はるき)捕手が西武に6位指名を受け、学校初のプロ野球選手も輩出した。創部3年ながら確実に力をつけている新鋭に吉報が届いた。