◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO世界同級11位・金芸俊(24日、東京・有明アリーナ)
世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、WBO同級11位の挑戦者・金芸俊(韓国)との防衛戦に臨む。
対戦予定だったサム・グッドマン(オーストラリア)の負傷で試合が1か月延期になった上に、ゴング13日前にグッドマンが再度負傷し相手が金に変更されるアクシデントが続いた。それでも「最大限のエスペクトを持ってリングに上がって、油断することなく、井上尚弥のボクシングを見せることがファンに向けたメッセージ」と最高の試合を約束している。
スーパーバンタム級で5戦目で、勝利すれば数々の記録が達成される。
▽世界戦勝利数 スーパーバンタム級5勝目を勝ち取れば、ライトフライ級2勝、スーパーフライ級8勝、バンタム級9勝と合わせて24勝は、現役最多(歴代9位タイ)になる。歴代最多は31のフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)、次いで28勝のオマール・ナルバエス(アルゼンチン)、26勝はジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(ともに米国)とレジェンドの名前が並ぶ。現役ではゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、サウル・アルバレス(メキシコ)が23勝で尚弥と並んでいる。
▽世界戦KO勝利数(前身を含むWBA、WBC、IBF、WBO4団体の合計) 現在21勝でチャベス、ゴロフキンと並び2位タイ。今回KO勝ちならルイスに並び1位タイとなる。
▽無敗での世界戦連勝 24に伸ばせれば4位。1位はメイウェザーの26。
▽世界戦の連勝 現時点の23勝と同じ単独5位のまま。1位はメイウェザー、ルイスの26。
▽世界主要4団体統一王者防衛回数 スーパーバンタム級では3回となり、スーパーミドル級のサウル・アルバレス(メキシコ)の4回に次ぎ2位。
▽日本人選手の世界戦勝利数 現時点の23勝ですでにトップ。2位の井岡一翔(志成)は22。