第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場32校が24日発表され、滋賀短大付が近畿地区の代表で選出された。春夏通じて初めての甲子園出場となる。学校は滋賀県大津市にあり、2008年に滋賀女子が改称されて、共学化された。硬式野球部は翌09年に発足した。
昨秋は滋賀2位で初めて近畿大会に出場し、初戦で履正社(大阪1位)を4―1で下した。準々決勝では天理(奈良1位)に1―4で惜敗した。ベンチ入り20人中、14人が160センチ台。「履正社のときは誰も勝てると思っていなかった。試合前に相手は絶対に勝たないといけないプレッシャーがあるが、ウチは負けて元々なので精神的には有利と話した」と、保木淳監督はナインをリラックスさせ、見事に甲子園常連校を撃破した。
新チームはスタート当初、元気がないという指摘を受けて、メンタル強化のために練習開始前に校歌を大声で熱唱することをルーチンとしている。聖地でも高々と校歌を歌い上げることが目標だ。