西武のドラフト6位・龍山暖(はるき)捕手(18)=エナジックスポーツ=が24日、初のセンバツ出場を決めた母校の特徴を明かした。
龍山は22年に創部した野球部の1期生で、同校初のプロ野球選手。「他の高校じゃ体験しきれないような新しい発見があるのかな」と進学を決めた。最大の特色である“ノーサイン野球”については「なぜ今走った、打たなかったっていう(選手間の)やりとりが多くあって、判断能力とコミュニケーション能力が養われた」と説明。個々が考えてプレーすることで磨かれた主体性が最大の武器だ。
創部時には「3年以内に甲子園」という目標を掲げた。昨夏は沖縄大会決勝で興南に敗れてあと一歩で聖地を逃したが、「興南や沖縄尚学を常に意識して」練習した成果が実った。「自分たちのプレースタイルは独特だと思うけど、貫いて優勝目指して頑張ってほしい」と、後輩にエールを送った。