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【センバツ】「新庄先輩、打撃マシン買ってください」西日本短大付に“モンスターマシン”の被害者続出?

スポーツ報知 2025年1月24日 18時17分

 新庄先輩、新しいマシンを買ってください! 第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の出場32校が発表され、西日本短大付が38年ぶり2度目の出場を決め、福岡・八女市の同校で、ナインが歓喜の声を上げた。

 日本ハム・新庄剛志監督の母校で、偉大なOBが入学した1987年以来の春切符を手にした。主催者から出場校が発表されるのは北海道地区から順で、西日本短大付は昨秋の九州大会4強校のため、読み上げられたのは32校中の32番目。エースの中野琉碧(るい)投手(2年)は、スクリーンに映し出された選考委員の口元に全神経を集中させた。「西短の『に』か、鹿児島実の『か』か…」

 めでたく「に」から始まる「西日本短期大学付属高校」と読み上げられた。だがナインのリアクションは薄め。「少しホッとしました」。昨秋の九州大会で優勝した沖縄尚学に準決勝で1―11とコールド負けしているマイナスポイントがあったため、喜びよりも安堵(あんど)が勝ったようだ。

 04年夏に甲子園に出場した際には、新庄監督からバットなどの野球用具のほか、チームバス丸ごと1台という前代未聞の差し入れが届いた。夏春連続出場を果たした今回は何をおねだりするのか。「ちょっとマシンが古いので…。バッティングマシンが欲しいです」とエースは手を合わせた。

 現在使用している打撃マシンは2台で、少なくとも10年以上前に購入。どちらも“モンスターマシン”なのだという。ナインは口々に「真っすぐに設定したのに、千賀投手のようなお化けフォークを投げる」「フォーク、マジで消えます」「カーブに設定してバント練習したら、逆に真っすぐになって頭に当たった」「チェンジアップ、ナックルも操ってきます」と“被害”を告発する。うち1台はあまりにも多彩な球種を乱発するため「封印されました」と倉庫の奥底にしまわれる始末だ。

 センバツ期間は、プロ野球はオープン戦の最終盤と公式戦開幕当初にあたる。昨夏も多忙のはずの新庄監督が観戦に来てくれた。狙い目はオープン戦全日程終了翌日、大会7日目の3月24日か。「また見にきてほしいです」と中野。相手がどこだろうと打ち勝ちます。なのでビッグボス。まずは直ちに最新型の打撃マシンを差し入れてくださいね!

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