巨人の若手たちが24日、G球場で自主トレを公開した田中将と大興奮の初対面を果たした。レジェンドとあいさつを交わした井上温大投手(23)が「オーラがありましたね」と声を弾ませた。ヤングGたちは続々とあいさつ。緊張と初々しさが漂った。
キラキラした目で駆け寄った。ランニング中だった田中将のもとへ井上があいさつ。満面の笑みを浮かべて握手した井上は「(13年の楽天時代に)優勝したシーンはすごい見ていましたね」と語り、「こんな人と一緒にできるのが夢みたいな感じです!」と興奮した様子で語った。“マー君”の愛称で親しまれている右腕の今後の呼び方について問われると「将大さん! 田中さんはいっぱいいるので」と決めた。
その将大、瑛斗、千晴の“田中3兄弟”もこの日、G球場に集結。田中千が早速、“長男”田中将に「3年目の田中です!」とあいさつすると「19年目の田中です」と返答があったという。「どんな返しがくるのかな、と思っていたんですけど、さすがでした」と、喜んだ。
20歳の浅野も「オーラがやばいです。まじでデカいです」とその存在感に圧倒されていた。プロ野球選手にとっても憧れの存在である右腕が、G球場にいつもとは違う活気を生み出した。(水上 智恵)
【マーに聞く】
―今の体の状態は。
「順調に来ています」
―初のG球場は。
「全然分からない施設に来て、中もすごかったし、ちょっと今日だけじゃ全然覚えられなかった。しばらく多分、迷子になりながら施設内をウロウロすると思うんですけど(笑)、そういう(新鮮な)気持ちも楽しみながらいい準備をしてキャンプに入っていけたらなと」
―若手やヤンキースで同僚だったウィーラー・コーチらとあいさつも。
「本当に自己紹介とあいさつぐらいですけど、正直、選手よりコーチたちの方が面識があったりって感じで」
―今重視している部分は。
「体の部分では可動域を自分のいいところまでしっかりと出していくことが一番。投球は自分に合ったバランス、重心で投げていくこと」
―阿部監督は久保巡回投手コーチと付きっきりでと。
「監督から入団会見の時に聞いていたので自主トレ期間中に(久保コーチと)一度お電話して。お話は少ししたので何となくイメージはできている。お会いして指導を受けるのが楽しみ」
―若手に何と呼ばれたい。「マー君さん」とか。
「好きに呼んでもらえたらいいです。『くん』と『さん』は並んだらおかしいっすよね(笑)。イーグルスでもそういう後輩がいたので、呼びやすいように」