第97回センバツ高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)の選考委員会総会が24日、大阪市内で行われ、近畿は東洋大姫路(兵庫1位)、智弁和歌山(和歌山1位)、市和歌山(同3位)、天理(奈良1位)、滋賀学園(滋賀1位)、滋賀短大付(同2位)が選ばれた。
近畿は滋賀短大付(滋賀2位)が滑り込み、大院大高(大阪3位)が漏れた。宝委員長(日本高野連会長)は「大阪1位の履正社を終盤の逆転で破った1回戦の戦いぶりが見事。準々決勝の天理戦も接戦。粘り強く戦う姿勢と、全員一丸となって、一つの勝利をつかもうとする姿勢が高く評価された。準々決勝での4校の戦いぶりについても、滋賀学園と滋賀短大付が大院大高と立命館宇治を上回る」と説明した。
2003年に秋季近畿大会未勝利の近大付が選ばれたこともあったが、1927年以来、98年ぶり2度目となる大阪勢不在の春となりそうだ。