J2藤枝は24日、鹿児島キャンプを本格始動した。この日は霧島市内で調整。25日には白波スタジアムでJ2磐田と練習試合を予定している。昨季まで在籍した古巣との一戦を迎えるMF金子翔太(29)は「自然と燃えます」と意気込んだ。
20日に藤枝入団が発表され、この日で4日目。「とにかく須藤監督のサッカーを吸収したい。まだうまくいかないことも多いけど、ポジションを流動的にしたり、やろうとしていることは魅力的」と目を輝かせた。この日はエリアを狭く限定し、猛烈なプレスが迫る状況でのビルドアップをくり返して練習した。J通算263試合出場の実績を持つ金子でも「難易度が高い」と漏らすほどのトレーニングに、必死に食らいついた。
磐田戦は30分×4本を予定している。「ジュビロ相手にどれだけできるか。たとえミスしてもやることはブレずに、意図的にボールを動かし、スペースを作っていきたい」。古巣をたたき、“藤枝の金子”を存分にアピールしてみせる。
〇…須藤大輔監督(47)が“鬼モード”に入った。「試合が一番楽というトレーニングにしないといけない」と、強度の高いメニューを次々消化させた。ミニゲーム中は「バックパスが多すぎる!」と一喝する場面も。前回(21日)のJ3栃木シティ戦は0―8と大敗。鹿児島入りした23日は映像を使ったミーティングを実施し、修正点を確認したという。「最低の試合からのリバウンドメンタリティーを見せないといけない」と、磐田戦は練習試合といえど結果にこだわっていく。