NEWSの加藤シゲアキが監督を務める短編映画「SUNA」で、Aぇ!groupの正門良規とダブル主演を務めることが24日、分かった。
短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS Season7」の一編。15分の短編「SUNA」は、砂によって窒息死するという奇妙な事件が多発する街を舞台に、二人の刑事(加藤、正門)が事件を追うと、謎の奇妙な老人にたどり着く。
加藤は、2度目の短編監督となる本作について「キャスト・スタッフの皆がこの物語を面白がってくださったおかげで、15分とは思えない緊張感を生み出してくれました」と感謝した。
正門は、加藤の作品に出演するのは、21年の主演舞台「染、色」(加藤が原作・脚本を担当)以来。「再び加藤くんの作品に参加でき、しかも監督、そして役者さんとしての先輩とご一緒するということで少しでも『自分の成長した姿を見せたい!』という欲も芽生えました。今、僕ができることは全てカメラの前で出し切った気がしています」と手応えを語った。
◆加藤コメント
あるところにあるものも、ないはずのところにあるとおそろしい。砂をモチーフに感覚がぐらつくような物語を、映画を作ろうと思ったのは、なにが間違いでなにが正しいのか判断することの難しさを日々実感しているからかも知れません。
見えないものを恐れることは人間らしさにも通じるのでしょう。主人公の遠山を演じてくれた正門良規は、そうした人間らしさを彼なりの抽出方法で表現してくれました。また正門のみならずキャスト・スタッフの皆がこの物語を面白がってくださったおかげで、15分とは思えない緊張感を生み出してくれました。砂が映画を観られた方々のトラウマにならないことを祈るばかりです。
◆正門コメント
SUNAに参加させて頂きました、正門良規です。初めてこのプロジェクトのお話を聞いた時に、凄くワクワクしたのを覚えています。アイドルとしてこういった現場に参加出来ることは本当に貴重な事だと思います。
この現場に出会えた事に心から感謝したいです。個人的な話にはなるのですが、加藤くんの作品に出演するのは2度目で、初めて出演したのは舞台での事でした。加藤先生の初めての戯曲。その時はお芝居の経験もほとんどなく、加藤くんに少しご心配をおかけしたような気がします。
ですが数年たって再び加藤くんの作品に参加でき、しかも監督、そして役者さんとしての先輩とご一緒するという事で少しでも「自分の成長した姿を見せたい!」という欲も芽生えました。今、僕が出来る事は全てカメラの前で出し切った気がしています。15分という短い時間ですがとても濃密なミステリーに仕上がっていると思います。皆様、どうぞ楽しみにしていてください。