第97回センバツ高校野球大会(3月18日から13日間・甲子園)に出場する32校の選考委員会が24日、大阪市内で行われ、昨年の覇者・健大高崎(群馬)の3年連続8度目の出場が決まった。
昨夏の群馬大会まで「背番号1」をつけ、エースとしてチームの勝利に貢献しながら、左肘内側の側幅じん帯損傷と疲労骨折のため、昨年8月30日にトミー・ジョン手術(内側側副じん帯再建術)を受けた佐藤龍月(りゅうが)投手(2年)は、打者としてセンバツに出場したいという強い思いを改めて明かした。
全治に約8か月を要する手術。投手としての復帰は夏まで待たなければいけないが、術後の経過は良好で、バットスイングやランニングの練習は問題なく出来ている。
「皆より打たなければ、信用してもらえない。人並みの努力ではたどり着けないと思っているので、覚悟を持って練習しています」と佐藤。青柳博文監督(52)は「打撃練習ではフルスイングが出来ている。投げられないので守りにはつけないが、バッティングはいいので、(ベンチ入りの)可能性はゼロではない」と話した。