俳優の松重豊が24日、大阪市内で主演、脚本、監督を務めた映画「劇映画 孤独のグルメ」の「お礼行脚! 全国舞台あいさつキャンペーンin大阪」に登場した。
漫画「孤独のグルメ」(原作・久住昌之、作画・谷口ジロー)を原作に、2012年からテレビ東京で第10弾まで放送されたグルメドキュメンタリードラマを映画化。熱狂的な大阪のファンに迎えられ、松重は「気持ちを温めていただいた上で、帰りにおいしいスープを飲んで体まで温めていただくという、そういう映画になっております」と笑顔であいさつ。大阪での思い出に「シーズンは忘れましたが(池乃)めだかさんと鉄板焼きに行ったり、元プロ野球の下柳(剛)さんと串揚げ屋台に行った。あれはおいしかったですね」と振り返った。
観客からの質問も受け付け、好きなラーメンや、劇中に出てきた五島列島、フランスでの撮影秘話もどんどん披露。「この番組を見て、聖地巡礼をされる方もいるのですが、フランスにしても、韓国にしても、五島にしても、どこも行きづらいぞとお伝えしておきます」と穴場であることを伝えた。おいしそうに食べるこつとしては「一番わかりやすいのはそれまで食べないということですよね。とにかく収録の日は、前の日の夜からすごくセーブしています」と、おなかがすいた状態で撮影に入っていると告白した。
お店の方とやり取りするうちに、メニューが増えることもあると撮影の舞台裏も明かした。胃袋を心配する声には「撮影中、本当にスタッフがびっくりするぐらい食べられちゃう。本当にいろんなところで『年とって食べられなくなったんじゃないか』って言われるんですけど、逆です。びっくりするくらい食べられるのでどうしようかなと考えています」と笑わせた。最後には「2度3度見ても面白い作品になっていると思います。ぜひまた見に来ていただきたい」とアピールも忘れなかった。