広島の新外国人３選手が２４日、マツダ内で入団会見を行った。マイナー通算１０４本塁打のサンドロ・ファビアン外野手（２６）＝レンジャーズ傘下３Ａ＝は、昨季途中までチームメートで「実は小さい頃から一緒に育った」という巨人・ヘルナンデスの助言を胸に日本での成功を誓った。
来日前に「日本では我慢強い打者になった方がいい」とアドバイスされた。右の強打者で４番として期待される自身の強みに「真摯（しんし）な姿勢」を挙げる。「日本は他人を尊重する文化。自分自身も、そういう考えが好き」と、日本でのプレーを心待ちにした。
昨季４位のチームは長打不足が喫緊の課題。「けがなく健康でいれば、自然と数字はついてくると思う」。１６歳からたくわえ続けるヒゲをトレードマークに、昨季リーグ覇者の巨人打線を支えた“先輩”のような救世主となる。（畑中 祐司）