◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 ○統一王者・井上尚弥(4回2分25秒・KO)WBO世界同級11位・金芸俊●(24日、東京・有明アリーナ)
世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、4回2分25秒、挑戦者のWBO世界同級11位・金芸俊(韓国)を後方に吹き飛ばすほど破壊力抜群の右ストレートでKO勝ちを収めた。現役単独最多となる世界戦通算24勝目を挙げて、世界進出イヤーの幕開けを飾った。
リング上のインタビューには、プロモーター興行大手「トップランク社」のボブ・アラムCEOが“乱入”。「日本は大谷翔平選手という素晴らしい選手をロサンゼルスにもたらしてくれました。今年の春、日本から井上尚弥選手をラスベガスにもたらしていただければと思います。1試合ラスベガスで楽しみにしていてください」と、ドジャース・大谷翔平投手を引き合いに出し、ラスベガスでの試合開催を確約した。さらに「井上がドジャースにスカウトされないように、見守ってください」とジョークも飛ばすほどご機嫌だった。
アラム氏の言葉を受け、井上も「春、ラスベガスで試合をしたい」と力強く宣言。WBCスーパーバンタム級1位アラン・ピカソ(メキシコ)との対戦が浮上している大一番へ視線を向けた。