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井上尚弥、試合後も王者の振る舞い…インタビュー中断し敗者へ気遣い

スポーツ報知 2025年1月24日 21時42分

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一戦12回戦 ○統一王者・井上尚弥(4回2分25秒・KO)WBO世界同級11位・金芸俊●(24日、東京・有明アリーナ)

 世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、4回2分25秒、挑戦者のWBO世界同級11位・金芸俊(韓国)を右ストレートで倒してKO勝ち。現役単独最多となる世界戦通算24勝目を挙げて、世界進出イヤーの幕開けを飾った。

 試合後のリングでも王者の振る舞いを見せた。パンチを浴びて後方に吹き飛ばされた金はしばらく立ち上がれず、コーナーに下がっても椅子に座っていた。インタビューを受けていた尚弥は金がリングを下りようとするのに気付くと、質問を遮るように止め、頭上で拍手をして金をねぎらった。尚弥の動きに呼応し観客からも大きな拍手が送られた。

 さらに本来、試合が昨年12月24日のクリスマスイブに予定されていたことから、観客へサイン入りTシャツのプレゼントを準備。「サインを書いた後に延期が決まったので、日付が12月24日になっています」と笑わせた後、客席へ投げ入れ。意外?な強肩を発揮し遠くの観客の元へも届け、場内を沸かせた。

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