◆卓球◇全日本選手権 第4日(24日、東京体育館)
男子シングルスで世界選手権個人戦代表の松平賢二(協和キリン)が6回戦を途中棄権した。5回戦で小林広夢(日大)を4―2で退けたが、曽根翔(T.T彩たま)との試合中に左膝を痛めたという。練習中に疲労がたまり、痛みを感じたことはこれまでもあったものの「ダイレクトに『ドン!』っていうのはなくて。ごまかして勝てる相手ではないので、早めに決断した」と明かした。
ただ、全日本でのランク入り(16強)2018年以来、7年ぶりだ。35歳とベテランの域に達しながらの奮闘に「今年に関しては100%を出せた」と充実の表情。「僕がランクに入るというのは、他の選手にも可能性があるということ。そういうチャンスをみんなも逃さないでつかみ取ってほしいし、技術だけじゃなく、準備してきた人が取れると思ってもらいたい。そういうきっかけになれたらと思って、今頑張っている」と熱い思いを口にした。