フジテレビ系「週刊フジテレビ批評」(土曜・午前5時半)は25日、同局に届いた視聴者の声を伝えた。
その中で一部週刊誌で報じられた元タレント・中居正広氏(52)による女性トラブルにフジテレビの社員が関わっていたとする報道を受けた17日に東京・台場の同局で行った港浩一社長の定例会見など同局の対応について視聴者の声を紹介した。番組が伝えた視聴の声は以下の通り。
匿名「重要な社長会見がテレビカメラなしの静止画のみというのは、フジテレビ経営陣が自社の存在意義を否定していて本当に残念です。これはひどいと感じました。今後、不祥事の会見はこれでいいという悪い前例を作りました。フジテレビはこれから会見でカメラ取材はしないのでしょうか。テレビという社会公器の責任放棄ではないでしょうか。今後のフジテレビの取材にも甚大な影響を及ぼすでしょう。私も、もし何かの事件でフジテレビの取材があることがあっても絶対に受けません」
50代男性「守秘義務や被害者保護を理由に発言を控える姿勢は誠実さもうかがえませんでした。被害女性を守りながら中居氏の行為を報じる手段はあるはずです。被害者保護を理由に問題行為を野放しにする姿勢は、第2、第3の被害者を発生させる可能性があります。第三者委員会を設置しないといけないと感じます。今回の会見で自社の問題を自社で調べられないことを公表したことになりました。つまり報道機関としての使命を果たせないということです」
60代女性「一言で残念です。小さいころからフジテレビが大好きでした。ポンキッキーズ、めざましテレビ、月9、ひょうきん族などと共に大人になり今でも我が家は8チャンネルで始まります。なのに、自社のスキャンダルにはコメントせず、会見は映像も流さず限られた人だけ。そんなテレビ局が視聴者から信頼されるとでも思っているのでしょうか。本当に残念で悲しいです」
その後、日本民間放送連盟(民放連)会長でフジテレビ副会長の遠藤龍之介氏が23日、都内で民放連の定例会見での発言を伝え、フジテレビと親会社のフジ・メディア・HDが日弁連のガイドラインに準拠した第三者委員会設置を決定し27日にオープンな形式で記者会見を実施することとを伝えた。